「Think the Earth アースコミュニケーション 〜伝える・繋げる・広げるチカラ〜 第2回 もしもしソシモの大冒険」に参加しました
10月23日に、Think the Earth主催のセミナー、「Think the Earth アースコミュニケーション 〜伝える・繋げる・広げるチカラ〜 第2回 もしもしソシモの大冒険」に参加しました。
よのなか的な動機に目覚めると人はなぜ元気で創造的になれるのか。「キャベチュー」や「打ち水っ娘大作戦」など、山名さんが手掛けるプロジェクトは、参加者や主催者、取材するメディアに至るまで、やたらとモチベーションが高いものばかり。結果的にメディアにも大々的にとりあげられます。こうしたモチベーションのことを、山名さんは「ソシモ」と名付けています。その不思議な力が湧き出す神秘のツボをご報告頂き、話題のソーシャルコンテンツを世の中に広げるコツをお聞きしたいと思います。
もしもしソシモの大冒険
- 山名清隆氏 スコップ代表取締役
- 主な仕事、PR/広報
- 4年前から、世の中にいいことをやってお金を稼ぐ仕事がしたい →スコップ設立
- その前の7年間、公共事業(道路、トンネル)のPR
- 市民と仲良くなっていろいろやっていた
- 企業からお金をもらわなくても、市民と色々いいことができる
- やろうと決めたら、同じような事をやっていると博報堂の方を紹介された
- 主にソーシャルコンテンツプロジェクトをやっている
- 4年前、愛妻家協会設立
- 「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」イベントを開催
- はたと思いついたものばかり
- なるほどなというよりもなんだこりゃというものを味わっていただく
- もしもしソシモの大冒険
- 「その動機は、どこからくるのか。」
- Social Motivation「Socimo」
- 地底に天の川 トゥインクルリバー計画
- 春日部、地下水路(洪水を防ぐ)のPR
- 300本のろうそくに火
- 地下40mに能舞台を作ってみた 東京ジオサイトプロジェクト
- 虎ノ門、共同溝(電気、ガス、水道)のPR
- 直径が30m
- 1日だけ能楽堂 野村萬斎氏に狂言
- 司会は荒俣宏
- 企画書を直接送った
- 芸能界にツテはないが、会いたいでやった
- 荒俣氏「企画がすばらしい。やる!」
- 家に呼ばれた 企画書を持って
- 「こんなバカなことをやるやつらと仕事がしたい」
- 工事作業員=地底学芸員
- 鉄板/シールドマシーン/床 にキャプション
- 工事するとよく江戸城の石ころがでてくる
- 赤い絨毯をひいてスポットライトをつけたり
- トンネルでファッションショーをやってみた 東京トンネリックス
- 首都高新宿線の工事
- 「地底プロデューサー」と言われるようになってきていた
- 首都高の若い社員と一緒にブレスト
- パリコレにニッカポッカが出てる! →ベルン氏
- 土木工事現場の作業員に着てもらってファッションショーをやろう
- ベルン氏/OnWardに企画書を持っていった
- ただで衣装を貸してもらった
- ファッションショーのプロデュース経験はなかった
- パリコレの有名なショーのディレクターがやらしてくれと言ってきた
- たった20分だけど、いろいろな人のエネルギーが詰まっていた
- ホメるパトカーを走らせてみた 東京スマートドライバープロジェクト
- 年間事故が1万2000件発生→1日40件→渋滞が20件
- 事故がおこると渋滞が起こって、その後ろでまた事故がおこる 事故サイクル
- 事故の軽減
- 看板をつくったり道路の線を引いたりしたが減らない
- なんとか考えてくれ
- 予算をかけて減らすのではなく、市民の力で減らそうというコンセプト
- 年間1万2000件も事故がおこっているではなく、しかおこってないのは我々のリテラシー
- 田舎のナンバーを見たら、お年寄りを見たら、
- 運転の技術ではなく、運転の最中に得る情報
- 暗黙知 それをもっているドライバーをほめましょう
- 1人のドライバーの善意が集まると事故が減らせるかもしれない と市民に問いかける
- 安全に都内を走っているドライバーを「東京スマートドライバー」と呼ぶ
- 他よりもスマートなドライバーです ありがとうございます
- 小山薫堂さんが発起人
- 最初のブレストででてきたのはパトカー
- パトカーは、後ろからくると、悪い物を探したり、悪い事をしている気になる
- 「そこの車止まりなさい」→「今のウィンカーの出し方素晴らしい」と褒められたらいいね
- 今度からは、「誰が褒められるのかな?」と思う
- 悪いものを探したりすることが事故を起こしている原因ではないか
- 「あんないいことをしている人がいる」と思うようになったらいいね
- NISSANのGTR
- 「いいね、やろう」
- NISSANのデザイナーがデザイン 全身にまとった
- タダで貸します
- 記者発表6月 近藤真彦
- ホメパト1台しかない
- スピーカーで褒めると怒られちゃう
- 首都高110万台走ってる なかなか見れない
- 見たら褒める気持ちを思い起こそう ちょっと無理矢理
- 見たらみんなブログにあげる
- ハロードライブ
- うちにホメパトきてくれませんか
- 待ち中で人々が手を振ってくれたり
- 首都高の人たちが自分たちがいいことやってると思うようになった
- SONYがコンピレーションアルバムを作ってくれた タダで
- 人々が載りやすかったらシームレスで載ってくる
- やってみようというモチベーション
- 広告でやると莫大なお金がかかる
- BMWの中古車会社 アドバンス
- 「ロゴマークを貸してください」
- 販売するときに「安全に乗ってくださいね」と思って売っている
- タダで使っていい事にした
- 4500人 私たちはコミットします
- バンパーにシールが貼ってある
- 結構ジワジワ広がってる
- 素晴らしい事をやるとやりたいという人がどんどんでてくる
- 道路で発電といってみた 首都高を発電所にしてみる計画
- なんで道路が責められるのか 消費ばっかりしてるから
- 生産したら褒められるのでは
- 道路の継ぎ目 ガタンガタンで電気が発生したら素晴らしいな
- 振動発電→慶應SFCの速水浩平氏
- 会いにいって「おれと組まないか」 アイデア段階で
- 首都高に振動発電をつけて、橋の電気をつけている
- 速水氏 最近テレビに出るようになってきた
- 若きソーシャルアントレプレナー
- キャベツ畑で妻に愛を叫んでみた 日本愛妻家協会
- 日頃奥さんに愛を伝えていない男たち キャベツにだったら言えるだろう
- 4年前 日本愛妻家協会立ち上げ
- 趣意書「妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない。」
- 離婚して再婚した 再婚したら「愛妻家ですね」と言われるようになった
- 妻恋村 愛妻家の聖地にしよう
- ひとりひとりが優しくなると平和になる
- 「地球環境もいいけど夫婦環境はどーよ。」
- 「サスティナブルな夫婦環境を保全するワイフコンシャスなライフスタイルの探求する会」
- 2006/1/31 1月31日=愛妻の日
- 男の帰宅大作戦
- 100万人が午後8時に一斉に帰宅して奥さんに「ありがとう」と言う
- ブログに宣言したら、ものすごい反響があった
- 環境系のキャッチコピーをいじっただけ
- CNNに出てみた 1月31日を「愛妻の日」だと言い切ったら来た
- 朝日新聞に出たらCNNが自宅まで来た
- ドイツ国営放送に出てみた
- 「なんでくるの?」→「日本人に奥さんを大切にする人がいるのか!」
- 彼らの認識は海外出張にいっても、2年間ぐらい一人で暮らしてスーパーマーケットで買い物してる なんのために仕事しているか分からない
- ブラジルのテレビ局「日本人の男はひとりで先を歩いている、信じられない」
- 布団を叩いている→旦那さんに腹が立ってる奥さんが叩いているのかと思った
- エコノミック・アニマルというイメージが強い
- 柳沢大臣「女は子供を産む機械だ」発言 →大臣の発言を愛妻家協会はどのようにお考えか で取材に来た
- 皿洗いをやります それを撮らしてほしい
- ギャップ
- CBSニュースになってみた
- 1/31 日比谷公園で愛を叫ぶ
- 日比谷花壇が1/31は奥さんに花をあげる日にしたいと来た 奥さんに花をあげると言うと10%割引
- 叫ばれキャベツを作ってみた
- 朝日新聞「愛を叫ばれたキャベツは甘くなる」
- 作っちゃった
- 1個1000円 キャベツ初のプレミアム化
- 「男の勇気が育てました さけばれキャベツ」「男の勇気野菜」
- パーティーに並べた
- ニコニコ動画に流れた
- 「うちで販売させてください」
- まだ売ってない PR体制とコミュニケーション体制は万全だが生産体制ができていない
- 千切りキャベツ専用ドレッシング
- たまごかけご飯専用醤油に対抗して
- 天声人語のネタになってみた
- 中山大臣「日教組をぶっ壊す」のネタ振りに使われた
- メイドさんと打ち水をしてみた 打ち水っ娘大集合
- 真田武幸氏 秋葉原だけで生きているオタク
- 今年、事件があったから歩行者天国NG →神田大明神が場所をかしてくれた
- 小池百合子も来た
- NHKの環境特番に出ちゃった
- 社会性に触れると人は変わるな
- 小池百合子からお礼状が来た
- プレスリリースをどう書くかなんて興味ない
- 強烈に面白い事を思いついたら、仲間をさがす
- それをペーパーにしてきただけ
- ソーシャルモチベーション
- ひとりの人が社会にポジティブにアプローチしていく動機
- 社会のためにやっている→元気になる、モチベーションがあがる 持続可能なエネルギー
- 自分超え現象
- 社会的なテーマ→自分との関係発見→モチベーションの触発→参加&行動
- 世の中と関係している実感 だれかと繋がっている感じ→新しい自分 「何かができる自分」
- 社会性のあるテーマは、人を変えるエネルギーがある
- ソシモ度
- 人やモノや組織の中にソシモがあるか、ないかを上手に嗅ぎ分ける
- ソシモな人たちがとても速い速度でつながり、今までとは違う方法でソシモ的な事柄を創りだそうとしている
- ソシモなことが増えてくれば世の中はもっと良くなる
- ソシモとソシキ
- 折り合いがよくない
- ソシモな人はソシキに居にくい、ソシキな人はソシモが苦手
- 行政はソシモの固まりなのに、ソシモ度がとても低く見える
- これからはソシキにとってソシモな人材は以前よりも必要になってきている
- ソシキとソシモの調和をはかるマネジメントという領域
- ソシキのなかに何割程度ソシモな人がいると適正か
- ソシモとマネモとフェイモ
- Socimo
- Manemo MoneyのMotivation
- 世の中的なこととお金を稼ぐが両立するはずがない!
- 両立する人はこれから出てくるはず
- Famemo FamousのMotivation
- 有名になりたい 利己的
- テレビに出たい、本を出したい、講演で稼ぎたい
- 全部を一人の人の中でバランスをとってやっていくようになるのではないか
- ソシモグラフ
- マネモ期、フェイモ期、ソシモ期
- 泥沼の最低点からの復帰「じぶんというものを手放す覚悟のようなもの」
- ソシモ発生仮説
- 「ソシモ宇宙線説」
- ニュートリノのように宇宙から降り注いでいて、特別な人だけが受信する
- 「ソシモ脳内物質伝達説」
- ドーパミンのように発生する
- 「ソシモ人類覚醒説」
- そろそろ人間が覚醒する
- 「ソシモウィルス説」
- 人から人へ感染しやすい
- ソシモーション計画
- ソシモサロン、ソシモフォーラム、ソシモロジー、ソシモチックライフ、月刊ソシモ、ランキンソシモ、ソシモ人材バンク、ソシモ大学
- ラジオ番組をはじめてみた
- J-WAVE 夜9時50分から10分間
- 社会起業家にスポットがあたるようにする
- 茂木健一郎「俳句脳」
- 仮想や空想が許容される
- まったく制限のない状態での発想が大切
- 受動よりも能動、制限よりも創造、既知よりも未知
- 「私」という制限を越えていく
- 家庭、学校、仕事と進んでいくと自分のスペースはどんどん制限される
- ソシモな人と出会うと、その制限がなくなっていく
- 制限のない発想で何かできるかもしれないと思いつく →ビックバン
- 自分で楽しみながらダイレクトに社会に何かアクションを起こす
- ソシモな波打ち儀輪に生命が宿るころ
- 陸がソシキ、海がソシモ
- 以前は陸が岸壁、今は波打ち際ができてきた
- 渚
- 対話の空間が広がってきた
質疑応答
- Q. ソーシャル的というのは何をさしているのか? 世の中的によいことの基準は?
- ソーシャル=自分の事
- 外側に向けるエネルギーではなく内側向き
- 「嘘はついていないか」「外に大声で叫んで一点の曇りもないか」
- 世間にどの程度とどくかは考えていない
- 自分がやり通す事で「嬉しいか」
- そのことを思って「わくわくできるか」
- 自分の中にある湖に対して誠実であるか
- Q. いま一番わくわくする媒体はなんですか?
- こういう場所でしゃべること
- レスポンス
- ネットよりもリアルに会う 主体と出会うことが面白い
- 速度が早いものが嬉しい
- Q. 7年ほど海外で途上国支援をしていた。当時はメディアに取り上げられることはなかった。今は取り上げられるようになったけど、ソーシャル的なことはもういいやと思いだしている。ソーシャルモチベーションの次があるのではないかと思っている。ソシモダウン中。俺がやらなくてもいいや。
- 「愛妻家協会これからどうするんですか?」と言われるが、「飽きたらやめます」
- 妙な責任は持たない、背負い込まない
- 悠々と楽しんでいる状態にあるか、ないか
- 楽しめない状態なら違う事をやればいい
- 最初にやりはじめたプロジェクトを自分が持続しなければならないとは思わない
- とらわれない
- Q. ブログを利用する際に、アイデアを出す段階でやられるのか/結果報告でやられるのか、色々な使い方があるが、ブログと活動の中で一番フィットしているのは?
- 思いついたら即書く
- ばかばかしいアイデアを即書く
- 反応してくる人が来るだろう
- 形になっていないアイデア
- それにだれかが反応してきてだんだん形になってくる
- アイデアの初速
- 近い人よりも離れている人のに届く
- Q. どん底の状況で嫌になって事件を起こした人が多いが、なぜ事件を起こさなかったのか? 「くだらない」を前向きに使われているが、どん底のときと今は違うエネルギーだと思うが、「くだらない」の定義は?
- 「くだらない」「ばかばかしい」=途方もないエネルギー
- 切り捨ててしまう状態はモノがよく見えていない
- 自分に関心がいって、モノに関心がいかない
- 断絶をつくってしまう
- みんながつまらない、拒絶、だめとレッテルが貼られているもの を側面からみてみたりするときがあがっているとき
- 正しいとされている物よりも、ダメといわれているものにわくわくする
- 「味わい愛でる」
まとめ
山名さんが様々なプロジェクトと関わっていく中で大切なのは、自分が面白いと感じる事で、「ばかばかしい」「くだらない」が途方もないエネルギーであるということを仰っていました。
すごく共感します。「ソシキ」にいると自分が面白いと思う事ばかりできるわけではなく、「ばかばかしい」「くだらない」ことなんてほとんどできません。だけれども、新しいアイデアはそうしたところから産まれなくて、やっぱり「ばかばかしい」「くだらない」ことが必要だったりもするのではないかと思います。
そういった意味で、山名さんのポジティブさとアクティブさは、すごく尊敬できますし、自分もそうした働き方をできるようにしたいですね。
ソーシャルモチベーションという考え方には、少し賛同できない部分があります。僕は、人間というのはすべて利己的であって、実は他人なんかどうでもいいと思ってると考えています。100%ソーシャルな活動なんてありえなく、極端な事を言えば、人は生きている時点で既に利己的なわけです。
そうとはいえ、100%利己的ではないわけで、他人との関わりがまったくない人間はいない。他の誰かとの距離感を調整しようとした時点でソーシャルになってくるわけです。
つまり、今回のお話のように、社会にポジティブにアプローチしていくという大それたことよりも、まずは自分が幸せになることが大切で、次に自分の家族や友人など周りの人を幸せにしていく。そこまででいいと思うんです。つまり利己的な活動が中心でいい。僕は、貧しい人を助けるために寄付をするという行為は気持ち悪いと感じます。それよりもまず、自分や周りの人を幸せにすることが大切。それに一生懸命だったら寄付なんてしている暇はない。
僕は、その一生懸命さで周りの人を幸せにしていく過程で、その周りの人の中に、“ぼくの知らない貧しい人”が知らず知らずに加わっていて、幸せになればいいなと思うのです。つまり、誰かとの関係性を良好に保つという条件性のある利己的な活動こそが、今回の話にあるソーシャルモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
Think the Earthのセミナーは、「第1回 広報・広告の視点から」に引き続き2回目でしたが、直接自分のビジネスに関係ないとはいえ、根底にあるものとしては非常に勉強になります。次回も、都合があえば、ぜひ参加したいと思います。
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